MH-6.8.4-JP linux patch
はじめに
メールの読み書き用には長らくTurboLinux WS 6.0というずいぶん昔のOSでMHを使っていたのですが、このたび新しいマシンに移行し、OSもCentOS 5をインストールしました。
それで困ったのがMHです。TurboLinuxにはMHが標準パッケージに入っていたのですが、CentOSではどう探しても見付かりません。MH-plus projectのパッチ済アーカイブやGoogleで見つけたいくつかのパッチを組み合わせても、コンパイルが通りません。
そこで、いくつかのパッチを組み合わせ、かつ自分でも多少いじってなんとかコンパイルが通るようになり、実運用にこぎつけました。
需要があるかどうかわかりませんが、成果物を公開します。
29Aug2012追記
CentOS6でビルドに失敗していたのに対応しました。
ついでに、docomoの不正なメールアドレス(例)matsu.@docomo.ne.jpにメール送信できなかった問題にも対応しました。
29Aug2012 松本 真治 matsu@uri.jp
MH-plus projectの成果であるmh-6.8.4-JP-3.05.tar.gzをLinux(CentOS 5.2, Fedora 8)でmakeできるようにしたパッチです。
% tar xvfz mh-6.8.4-JP-3.05.tar.gz
% cd mh-6.8.4-JP-3.05
% patch -p1 < ../mh-6.8.4-JP-3.05-linux-20090227.patch
% patch -p1 < ../mh-6.8.4-JP-3.05-docomo-20100214.patch
% patch -p1 < ../mh-6.8.4-JP-3.05-getline-2012-0829.patch
% patch -p1 < ../mh-6.8.4-JP-3.05-errno-20120829.patch
% env CFLAGS="-I/usr/include/ncurses" sh configure --prefix=/usr --bindir=/usr/bin/mh --enable-smtp --enable-batchmode --enable-sharedlib
% make > makeout 2>&1
MH-plus projectのmh-6.8.4-JP-3.05.tar.gzです。本家からダウンロード可能ですが、ここにも置いておきます。
上記のパッチと本体をまとめて作ったsource RPMです。Centos 6でインストールして動作することを確認しています。お手軽にインストールしたい方はこちらが便利です。
x86_64環境
root# QA_RPATHS=$[ 0x0001|0x0010 ] rpmbuild --rebuild mh-6.8.4_JP_3.05-3.src.rpm
root# rpm -i /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/mh-6.8.4_JP_3.05-3.x86_64.rpm
i386環境
root# QA_RPATHS=$[ 0x0001|0x0010 ] rpmbuild --rebuild mh-6.8.4_JP_3.05-3.src.rpm
root# rpm -i /usr/src/redhat/RPMS/i386/mh-6.8.4_JP_3.05-3.i386.rpm
さいごに
MH-plus projectおよび、数々のパッチを公開された皆様に感謝します。
連絡先:matsu@uri.jp